国際舞台での発表

この研究成果は国内にとどまらず、国際的な場でも注目を集めています。
2024年(令和6年)3月31日、長野県飯田市の高校生・山下啓介さんが アメリカ・ハーバード大学で開催された社会事業大会 に参加し、柿皮パウダーのメタン削減効果について発表を行いました。環境保護と畜産業の持続可能性に関する議論が活発に交わされ、多くの関心を集めました。
また、4月9日には、フィンランドのカレリア応用科学大学が主催する「国際ゼロカーボン会議」 にオンラインで参加し、柿皮パウダーの可能性についてプレゼンテーションを実施。国際的な場での発表は、地域の未利用資源を活用した環境対策の取り組みを世界に広める貴重な機会となりました。
今後の展望—実用化に向けたさらなる研究へ
本研究の成果は、畜産業における温室効果ガス削減の新たな手法として期待されています。柿皮という地域の未利用資源を活用することで、環境負荷の低減と資源の有効活用を両立する可能性 が示されました。
今後は、さらなるデータ収集と検証を重ね、実用化に向けた研究が進められる予定です。持続可能な畜産業の発展と環境保護を両立するために、こうした取り組みの重要性は今後ますます高まることが予想されます。